【文字起こし】【衝撃】裁判官インサイダー疑惑【それはバレるだろう】 |福岡の刑事事件相談、水野FUKUOKA法律事務所

福岡の刑事事件に強い弁護士

初回相談無料 092-519-9897 24時間、即時無料相談対応
メールでのお問い合わせはこちら

【文字起こし】【衝撃】裁判官インサイダー疑惑【それはバレるだろう】

 

 

 

金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引を行っていたという疑惑が浮上した。 インサイダー取引の規制に関する証券取引等監視委員会の異常なまでの自信や、弁護士業界におけるインサイダー規制などについて、元監査法人勤務のうぷ主が解説する。

 

以下は、文字起こし(一部改変)です。

 

皆さんこんにちは弁護士の水野です
なかなかどうなんだというようなニュースが飛び込んできましたので
ちょっと皆さんに紹介しつつ今日は私の経験なども踏まえながら
少しお話をさせていただきたいと思います

どんなニュースかということなんですが
ちょっと読売新聞の記事を私の方でEvernoteにクリップして引用しております
こちらになりますね
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引か?ということで
こちら見てみると

金融庁に出向中の裁判官が職務を通じて知った株式公開買付(TOB)などの企業情報をもとに株取引を行った疑いがあるとして
証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反で強制調査を受けていたことが分かったということです

具体的にどういうことをしていたのかというと
裁判所から金融庁に出向中の30代の男性裁判官が
仕事でTOBを予定する企業から提出される書類の審査などを行う業務を担当している
その職務で知ったTOBの情報などを基に
その対象企業の株式を本人名義で買い付けたり売却したりしていた疑いが持たれているということのようなんですね

やるよな~と思いますね
それはバレるやろっていう話ですよね
どういうことかというと
実は私昔ホームページも書いてるんですけど
監査法人に勤めてたことがあるんですね

当然監査法人っていうのは上場企業の中に入り込んで、決算書類なんかを見て監査をするっていう仕事なので、当然インサイダー情報とか日常的に触れるわけですよ。

なので実際問題そのやろうと思えばできてしまう環境にあるので、いろいろと会社内の内部規定でそういう株取引自体が禁止になっていたりとか、いろいろと細かい制限があるんですね。

そこで細かい制限があるのでそこについて研修を最初の入社時にだいたい行われるのでそこでインサイダー取引とは何かみたいな話から取り締まりの仕組みみたいなところまで結構研修でみっちりとあるということなんですね

そこで非常に覚えているのが結局証券等監視委員会って日本の役所の中では相当優秀な部類に入るというかですね
かなり私が監査法人に勤めてた10年ぐらい前の時点で
このインサイダー取引を見つけ出すプログラムというかシステムを
かなり綿密に構築しているらしく、こういうTOBみたいに株価が大きく上がったり下がったりするような特定のイベントがあった場合

その前後の取引を全部ピックアップするらしいんですね
その上で明らかに怪しいもの、これは内部情報を知ってないとこういう買い方は普通しないだろうというようなものを検索というか自動的に洗い出して見つけ出してくるような

どうもそういうシステムを既に10年前の時点で組んでいるらしいんですね
これ私も研修の中で聞いた話なのでまた聞きですが、
当時から証券取引委員会のメンバーというか勤めている人は
「100%見つけてみせます」と豪語していたらしいんですね

それだけ自信があるということは、よほどのものを向こうは持っているのだろうなと感じます

実際、人の名義や他人の名義で売買したものでも、
結局足がついてしまう事例がほとんどです

この裁判官は自分の名義で買ったり売ったりしていたので、
それはバレるでしょう、バレバレですよね

別にバレないようにやればいいというわけではもちろんないですが、
それはバレるだろうという話です

しかも、この人は金融庁にいるわけですから、
規制の仕組みなどは普通に考えればわかるはずです

なのに、こんなバレバレの手口で売るとは……
よくこれでバレないと思ったな、というレベルの話です

だから、こんな話を聞くと、お金に困っているような事情でもあるのかなとか、ちょっと疑ってしまうレベルの話なんですよね。

だから、どうなんだろうというところは思いますね。

 

今後その周辺、本当にインサイダー取引をやったのかどうかも、今の時点では確定的には疑いの段階なんで分かりませんけれども、その点も含めて、あとどれぐらいの規模でやっていたのかとか、あるいはその動機、例えば借金があってとか、そういうのがもしあるんだったら、それはそれで解明というか、再発防止という意味ではやっていかないといけないんでしょうし。

 

しかも裁判官は証券取引等委員会にも全然出向していたりしますからね。

だからよくこんなバレバレなことをやるよな、というふうに正直思います。

 

これはもう裁判官の話なので、あまり対象となる人間というのは少ないかもしれないですが、我々の弁護士業界の話も少し最後にしておきたいと思います。

 

弁護士業界もやっぱりM&Aの大型案件だとか、上場企業を日常的に相手にするような会社、日常的に相手にするような事務所の場合は、やっぱり事務所の内部の規則でそういう株の取引とかっていうのはほぼ一律にダメというふうになっている事務所も少なくないみたいですね。

逆に私みたいに個人の依頼者だとか、あるいは中小企業、ほとんど個人企業みたいなところがメインのお客さん依頼者のような事務所だと、インサイダーとか主要にしても情報がそもそも入ってくるもとはないですから、私なんかは普通に投資ということで株を買っています。

売ったり買ったりして儲けようというよりかは、どちらかというと地元の福岡の企業を地域活性化という意味で、貯金に回す分から福岡の地元の会社の株をちょこちょこ買ったりするのがメインですけどね。

でもそれでもやっぱりちょっと気にしますよね。一応、四季報なんか見て、関係のある弁護士が知り合いだったらちょっとどうかなという気もします。その人がインサイダー情報を私にくれるということは、普通はないんですけどね。

そういうふうに疑われないようにこちらも気をつけてやっている部分はあると思いますので、こんなバレバレなことをするなよというふうに思います。

これから弁護士で就職活動を考えておられる方は、一応その辺も一つの事務所選びの基準として考えていてもいいのかなと思います。

だから要は大きな事務所、いわゆる大手の事務所とかに行ってしまうと、ちょっとそういう投資関係とかは自分でできなくなりますよと。ちょっと私も分かりませんが、私も監査法人に行ったときに、特定の株式にひも付いていない投資信託だとか、そういうのは全然普通にやってもらって構いませんよとか、ちょっと細かい規則が監査法人ごとにあるみたいです。

だから、全く金融商品全般が取り扱えないかというと、もちろんそういうことではないでしょうけれども、やっぱりインサイダー取引とかと言われると困りますし、結局その人自身というよりも、やっぱり監督責任みたいな話にもなります。

また、依頼者との信頼関係も当然関係してくるので、そこはかなり広めに規制がかかっていることが多いだろうなと思います。だから、弁護士をしながらそういう投資家や投資関係にチャレンジしてみたいと思っている人は、あまりそういうところに就職してしまうと、活動の幅ややりたいことが少し制限されてしまうということもあり得ます。

その辺は一応気をつけておいたほうがいいでしょう。もちろん、地方都市の事務所でも、地元の大きな企業の顧問をしているところだと、その株は簡単には買えないだろうと思います。就職活動の際に投資を考えている場合、顧問先にそういうところがないかを聞いておいたほうがいいかもしれません。

やはりインサイダー取引は、時々ニュースで上がってきますが、やっぱり割に合わないことが多いです。相当な予算と人員を投入して、証券取引等監視委員会は監視に努めているため、悪事の中でも特に割に合わないものといえるでしょう。

特に金融庁に出向する裁判官は、だいたいエリートコースを進んでいる人が多く、最終的には最高裁を目指せるような人が多いとされます。だからこそ、なぜそんなことをして摘発されるのかという感想を持たざるを得ません。

今も昔も一定数の人間がいれば、悪いことをする人は出てきます。しかし、今回のケースは、ツイッターの投稿よりも遥かに危険な行為です。場合によっては弾劾裁判で罷免もあり得るかもしれません。出向中だと規定がどうなるのかは不明ですが、注意が必要です。

弁護士も、特に投資を考える場合、無縁ではありません。最近は資産形成の一環で一般の人もNISAなどを始めていますが、落とし穴も多いです。

裁判官は証券取引等監視委員会が「絶対見つけます」と豪語していることを知っていたはずです。それでも突破できる自信があったのかどうか、気になるところです。

はい、今日はこれぐらいにします。短めの動画となりましたが、本日はこれで以上とさせていただきます。皆さん、どうもありがとうございました。

 

業務で知った企業の内部情報をもとに株取引をした疑いがあるとして、金融庁に出向中の裁判官が、証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で強制調査を受けたことが関係者への取材で分かった。

監視委は東京地検特捜部への告発も視野に調査している。

関係者によると、強制調査を受けたのは金融庁企業開示課課長補佐の30代男性。裁判官として任官し、今春の異動で金融庁に出向した。金融庁への異動に伴い、裁判官の身分は外れている。

出向してまもなく、業務を通じて知った情報をもとに株取引を開始し、数カ月にわたり、複数の企業銘柄の株取引を繰り返した疑いがある。監視委は8月ごろから調査を進め、今年秋、課長補佐の自宅などを強制調査したという。

朝日新聞デジタル2024/10/19

 

事務所ホームページ https://mizunolaw.web.fc2.com/index.html

刑事事件特設サイト https://mfuklocriminaldiffence.com/

医療事件特設サイト https://mfuklomedical.com/

離婚事件特設サイト https://mfuklorikon.com/

Twitter   / mizuno_ryo_law  

弁護士ドットコム https://www.bengo4.com/fukuoka/a_4013…

弁護士ドットコム 相続事件特集 https://www.bengo4-souzoku.com/office…

 

ヤバい事務所に気をつけろ! Part.1~Part.4

Part.1 ヤバい事務所のヤバすぎる実像    • 【法科大学院生 司法修習生 若手弁護士必見】ヤバい事務所に気をつけろ! P…  

Part.2 日本よ、これがヤバい事務所だ!    • 【法科大学院生 司法修習生 若手弁護士必見】ヤバい事務所に気をつけろ! P…  

Part.3 今日からできる!ヤバい事務所の見分け方 ホームページはかく語りき    • 【法科大学院生 司法修習生 若手弁護士必見】ヤバい事務所に気をつけろ! P…  

Part.4(完) 間違ってヤバい事務所に入ってしまったら? 辞めることに一片の躊躇無し!!!    • 【法科大学院生 司法修習生 若手弁護士必見】 ヤバい事務所に気をつけろPa…  

 

事務所ホームページ

刑事事件特設サイト

https://mfuklocriminaldiffence.com/

医療事件特設サイト https://mfuklomedical.com/

離婚事件特設サイト https://mfuklorikon.com/ Twitter https://twitter.com/mizuno_ryo_law

その他のコラム

保釈にまつわる話~よくある誤解~

はじめに 衆議院議員の河井克行さんについて、東京地裁は令和3年3月3日に保釈を認める決定を行った。 今回は、保釈に関して、一般の方がしばしば誤解されている点を説明しておきたい。そんなの言われなくても知ってるよ!という方にはつまらない内容になるので、あらかじめご容赦いただければと思う。   ①保釈請求は何度もできる 保釈は一発勝負ではない。実際、河井克行さんの場合は5回、妻の河合案里さんの...

控訴取り下げ続報

先日投稿した、上訴権放棄・上訴の取下げという記事に関して続報である。報道によれば、大阪高裁は令和2年11月26日に、被告人による二度目の控訴取り下げを有効であると判断し、控訴審の手続を行わないと決定した。これに対して、弁護人が同年11月30日に異議申立を行ったとのことである。 異議申立の結果によっては、弁護人若しくは検察官が最高裁に特別抗告することも考えられ、本件の経過は見逃せない。一部報道によると、被告人は二度目の控訴...

大崎事件第4次再審請求 最高裁の羊頭狗肉

はじめに 本件は、いわゆる大崎事件を巡る第4次再審請求にかかる最高裁決定である。 大崎事件は、A氏(以下単に「A」という)が、夫B、義弟C及びCの子Eと共謀の上、義弟Dを殺害したとされる事件である。 Aは懲役10年の判決を受けて服役後、これまでに3回、再審請求を行っている。 主な争点は、Dの死因は何であるかという点と、共犯者とされるB,C,E、共謀を目撃したとされる証人I、本件直前にDをD宅まで運んだF及び...

最判令和6年4月26日労経速2552号7頁(職種限定雇用契約と配転命令権)

事案の概要 本件は、公的機関の指定管理者として福祉用具の製作・開発等を行う財団法人Yに雇用されていたXが、XY間には技術職に職種を限定する旨の合意があるにも関わらず、総務課施設管理担当への配置転換を命じたことは違法であるとして、Yに対して損害賠償の請求などを行った事案である。原審は、Yの配置転換命令は配置転換命令権の濫用に当たらず、違法であるとはいえないとしてXの請求を棄却したため、Xが上告した。 判旨 「原審の確定した...

司法試験のPC入力への変更に思うこと 人間の能力は道具によって引き出される

司法試験が手書きからPC入力へ 司法試験が、手書きによる答案作成からPC入力に移行するという報道がなされた。 私が司法試験を受けた頃は、受験用にモンブランのボールペンや万年筆を購入することも珍しくなかった。手が疲れるとか肩が凝るとか、実に意味のない苦労を強いられた。それがなくなるというわけだ。   方向性には基本的に賛成 だから、手書きを辞めてPC入力にするという方向性自体には、基本的に賛成である。...

刑事事件はスピードが命!
365日24時間即時対応

24時間即時無料相談対応 092-519-9897 弁護士が直接対応 六本松駅から好アクセス

メールでのお問い合わせはこちら